買い付け担当のmoripapaから「デラウェアとベーリー・アリカントAのロゼあるから、買ってみよか」と入電したので、OK。
ベーリー・アリカントAは、川上品種の1つだけど、同じく川上品種ではあるものの日本ワインの主力マスカット・ベーリーAに比べて、かなりレア品種。
これまで飲んだことあったかなーと検索したら、あったね!
たぶん、何年か前の山梨ヌーボーまつりで買ったやつ。
#日本ワイン#今日のワイン
— もりのパパ (@morinopapa) November 6, 2018
ベリーアリカント 2018
山梨県甲斐市 敷島醸造(株)
ベリー・アリカントA ミディアムボディ赤ワイン
結構、色も味も濃い。ベリー系の甘い香りは控えめで、ほんのり甘く苦味もそこそこある。
☆☆☆☆☆ pic.twitter.com/CVVu5ZSTH4
ただ、表記はベーリー・アリカントAが正式だと思うのだけど(川上善兵衛さんのぶどう園、岩の原葡萄園での表記はこれ)ベリーアリカントA、ベリーアリカントとかになってるものも多い(中黒も入ったり、なかったり)。
結局、元になったBAILAYをベリーと読むケースが多いんだよね。
八百屋さんで、マスカット・ベーリーAとおぼしき葡萄も「ベリーA」で売ってるし。
系図は上記。左端に川上品種のうちの4つ、ベーリーを親に持つものが入っています。
現存の5品種のうち残りは、過去記事「レッド・ミルレンニュームと甲斐路の関係」「川上善兵衛さんのぶどう レッド・ミルレンニューム」で。
ベーリー・アリカントAのもう1つの親、アリカンテ・ブーシェ(Alicante Bouchet)については、「アリカント(テ)の正体は?」で。系図だけピックアップしておくとこちら(下記)
日本ワインでは、まだ見たことがないけれど、世界的にはそこそこ栽培されている品種(のはず)。系図からわかるように、とにかく紅いブドウであることはまちがいなさそう。ベーリー・アリカントAも同様に、中まで赤いブドウ。今回のブレンド・ロゼも、基本、デラウェアで色付けにベーリー・アリカントAだったのかなという印象。
岩の原葡萄園の品種紹介でも、色と果肉については記述があるけれど、味や香りについては言及してないんだよねえ。
#日本ワイン#今日のワイン
— もりのパパ (@morinopapa) September 25, 2021
実りの収穫 2021
山梨県甲州市勝沼町 盛田甲州ワイナリー(株)
アルコール分:9%/糖度:7.3%(実測)
山梨県産デラウェア主体、ベリーアリカントAのやや甘口ロゼワイン。
今年のヌーボー。透明感のある綺麗な桜色。甘い香りは控え目。酸味があるので中口かな。
🖤🖤🖤(おすすめ) pic.twitter.com/9cgE9EEfaG
単独品種で日本ワインもいくつか出ているけど、他の川上品種マスカット・ベーリーAやブラック・クイーンに比べてもまだマイナー。
ただ、赤いのはポリフェノールいっぱいということだよね。ちょっと前のトレンドだったんだけど、こっちの線では売らないのかなぁ?