ソラリスと聞いて、ワイン関連ですぐに思い出すのは、マンズワインの高級ワインブランドのラインナップ。
マンズワインは、2019年の初夏に訪れたけど、先日、バスで前を通ったら、新しい建物が建ってた! そう言えば、その当時、工事してたかな。その時、ソラリスのいくつかは有料試飲したけれど、今回の「ソラリス」は別物で、ぶどう品種の名前。ドイツの交配品種です。
ドイツの交配品種と言えばツヴァイゲルトが有名だけど、ケルナーもそう。シェンブルガーもそうだよね。(もう、みんな交配種だとは思ってない感じもするけど)
日本でも北のほうで多く栽培されていて(気候が似てるからかな?)、年々、種類も増えてる感じがします。
さて、問題のソラリス(Solaris)ですが、名前の由来は「太陽」。
ドイツのフライブルグ市にある州立研究所で1975年に交配された品種。
ちなみに、松山市(愛媛県)とフライブルグ市は姉妹都市なので、20年以上前に苗木が送られた記録があります。現在も育てられていますが、今はワインは作っていない模様。
交配の系図は、世界各国の叡智を総合した感じで、
親1が、フライブルグ研究所のMERZLING
セイベル由来の系統(フランス Seyve-Villard, Bertille)×フライブルグで交配研究されたヴィニフェラ(ピノグリ×リースリング)
親2が、ガイゼンハイム6493。
ロシアで交配されたヴィニフェラと中国生まれのアムレンシス(山ぶどう)をロシアで交配したもの×アメリカで交配されたマスカット系品種とシャスラ・ブランをフランスで交配したもの(マスカット・オットネル)
アムレンシスは耐寒性遺伝子を求めてのことかな? 白ブドウですから、色は関係ないみたい。ということで、日本でも北海道だけかなぁ。(検索は、かなり難しい)
国際的には、北イタリアのチロル地方(絶滅危惧品種になってるみたい)、オランダのワインがヒットするくらい。クロアチア・デンマーク、ベルギーなどでも使われているという情報もあったのだけれど。
ドイツのWikipediaには記載あり。ドイツでも作られている模様。交配についても、もっと詳しい情報が。
ブラウザの翻訳機能で読めるけれど、ここまで日本語にしてくれなくてもなーというところもあったりして。
#日本ワイン#今日のワイン
— もりのパパ (@morinopapa) July 16, 2023
鶴沼収穫 ソラリス 2021 (白・辛口)
北海道小樽市 北海道ワイン(株)
アルコール分:15%/糖度:7.7%(実測)
青リンゴのような香り。糖度で見るとやや甘口だけど結構辛口。さっぱりしてて、ちょっと不思議な感じ。つまみは、塩鮭、高野豆腐、他。
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