以前、世界融合?のぶどう品種ロースラーという記事にまとめて、岩手のエーデルワインさんから出ている「ロースラー」という品種が、オーストリアのぶどうの研究所で育成された交配品種であることは突き止めたのだけど、あまりに系図が長くて、自分でもいったいどういった系統のぶどう品種だったのか、頭に入っていない状態。
もう一度、ちゃんとVIVCのデータベースで見てみると、
「ZWEIGELT X KLOSTERNEUBURG 1189-9-77 (SEYVE-VILLARD 18-402 X BLAUFRAENKISCH)」半分がツヴァイゲルトで、4分の1がブラウフレンキッシュ=レンベルガー、残りがセイベル系の北米品種入り交配種。
上記の系図を見るとわかるように、ツヴァイゲルトも半分はブラウフレンキッシュ=レンベルガー。このぶどう品種は、日本を除く世界各国でたくさん生産されているぶどうで、系列のぶどう品種にも一般的なものが多いため、ロースラーにもなじみのある赤ワインといった雰囲気は感じるかも?
ちなみに、ブラウフレンキッシュ=レンベルガーは、日本ワインではさほど多く見かけることはないのだけれど、北海道では幾分か栽培されている模様で、北海道ワインさんほか、いくつかのワイナリーから単独品種・ブレンドともに出ています。
ただ、ロースラーについては、ここ岩手のエーデルワインさんのみ。エーデルワインさんでは、同じくオーストリアの品種、グリューナーヴェルトリーナーも扱っています。
もっとも、日本で比較的栽培が進んでいるツヴァイゲルトも 北 海 道 268t 岩 手 13t 新 潟 5t 長 野 5t 山 形 3t その他 1t 計 296tと、日本列島の北のほうがメイン。この系列のぶどう品種は、比較的寒いところを好むって感じですかね?
#日本ワイン#今日のワイン
— もりのパパ (@morinopapa) August 28, 2022
シルバー ロースラー 2016
岩手県花巻市 (株)エーデルワイン
アルコール分:12.5%/糖度:7.0%(実測)
花巻市大迫町産ロースラー ミディアムボディ赤ワイン
濃い赤紫色。プルーンを思わせる香り。甘辛酸のバランスの取れた味わいでイケる。
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