調べてみるきっかけは北海道ワインさんの「ロンド」をtwitterで見たこと。
はじめて見るぶどう品種だったから「?」と思って調べてみると、親の名前に「サン・ローラン」というオシャレな感じのぶどう品種が!
サン・ローランというと有名なファッションデザイナーやファッションブランドの名ではあるけれど、ぶどう品種の「サン・ローラン」もヨーロッパでは、比較的、良く栽培されている品種らしい。
特に、多いのはチェコやオーストリア。来歴はピノ・ノワールの従兄弟的存在とはされているのだけれど、ハッキリしないらしい。ピノ・ノワールよりも、野性味が強く濃厚だとのこと。
フランス語だとSaint Laurent、ドイツ語だとSankt Laurentだけど、例によって別名もたくさんあるので、外国産のワインの場合、わかんなくなっちゃうんだけどね。
ちなみに、ロンドの日本ワインを調べてみると、2020年初秋現在、北海道ワインの「鶴沼収穫ロンド」「おたる初しぼり ロンド」くらいかなぁ。
ロンドを系図にまとめてみる(出典はWikipedia)と、以下の通り。
ピノ・ノワール(別名:シュペートブルグンダー(独)、ブラウブルグンダー(オーストリア・スイスなど))系列とされるサン・ローランと、マンシュウヤマブドウ系のザーリャ・セヴェラの交配種だから、結構、濃い感じのワインなのかも?
ちなみに、この表の中で、北海道でよく栽培されているのがツヴァイゲルト。今、うちの保管庫(ただの棚)にもグランポレールの「余市ツヴァイゲルトレーベ」が入っていたりして。(Amazonで25%クーポンがあったのよ)
ツヴァイゲルトは、国税庁の平成30年度分調査では、赤ワイン部門のぶどう品種の10位(225トン)。そのうち195トンが北海道産。
ヨーロッパでも、この表にあるブラウアー・ポルトギーザーなどが、このツヴァイゲルトに植え替えられていたりする伸び盛りのぶどう品種。
これも、ロンドと同じ、サン・ローランを親に持つぶどう品種なのですね。
こっちは、片親がレンベルガー(ブラウフレンキッシュ)で、グーエ(グエ)・ブランを親に持つため、同系列のガメ・シャルドネ・リースリングなどと、それとなーく似たところがあるのかも? グエ・ブランの系列については、一部だけ「欧州系品種相関図」に入ってます。
ということで、同じ北海道産で片親共通のロンドとツヴァイゲルト、飲み比べてみんとねーという感じですよね。
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