清見ちゃんのルーツは?

先日、これもまたmoripapaがワインフェアかなんかで入手してきた池田町十勝ワイン「清見」。名前はすっかり日本の名前だし、日本生まれ……でも、ルーツはフランス、セイベル13053のクローン選別だとか。

清見は、池田町ブドウ・ブドウ酒研究所で開発された品種。池田町はとても寒くて、なかなかブドウがうまく育たなかったんだって。夏の短いこの地方のために、早生品種のセイベル13053を植えていたところ、その中に「枝替わり」したものが出てきて、それが立派な実をつけることから、5年かけて選別して「清見」になったというわけ。
セイベル品種は、いろいろあるけれど、すべて2つのヨーロッパ品種と2つの北米品種の掛け合わせでできているから、これで作ったワインは、大なり小なり、北米品種のいちごあめ匂い(フォクシーテイスト)がするはず。
セイベル13053として出ているワインも、あんまり記憶にはないんだけど、北米品種っぽい香りがしたと思うんだよね。(要再チェックだけど)

ただ、今回飲んだ「清見 2017」は、いちごあめ臭はほとんどしなくて、どちらかというと山ブドウっぽいテイストが……樽熟成だからなのかなぁ。

もっとも、清見では、まだまだ寒さに弱くって、栽培が大変なので、寒さに強い山ブドウと交配して「清舞」「山幸」というぶどう品種も開発されています。
これは、また飲んだ時にレポートしようっと。