先日、これもまたmoripapaがワインフェアかなんかで入手してきた池田町十勝ワイン「清見」。名前はすっかり日本の名前だし、日本生まれ……でも、ルーツはフランス、セイベル13053のクローン選別だとか。
清見は、池田町ブドウ・ブドウ酒研究所で開発された品種。池田町はとても寒くて、なかなかブドウがうまく育たなかったんだって。夏の短いこの地方のために、早生品種のセイベル13053を植えていたところ、その中に「枝替わり」したものが出てきて、それが立派な実をつけることから、5年かけて選別して「清見」になったというわけ。
セイベル品種は、いろいろあるけれど、すべて2つのヨーロッパ品種と2つの北米品種の掛け合わせでできているから、これで作ったワインは、大なり小なり、北米品種のいちごあめ匂い(フォクシーテイスト)がするはず。
セイベル13053として出ているワインも、あんまり記憶にはないんだけど、北米品種っぽい香りがしたと思うんだよね。(要再チェックだけど)
ただ、今回飲んだ「清見 2017」は、いちごあめ臭はほとんどしなくて、どちらかというと山ブドウっぽいテイストが……樽熟成だからなのかなぁ。
もっとも、清見では、まだまだ寒さに弱くって、栽培が大変なので、寒さに強い山ブドウと交配して「清舞」「山幸」というぶどう品種も開発されています。
これは、また飲んだ時にレポートしようっと。
#日本ワイン#今日のワイン
— もりのパパ (@morinopapa) 2020年3月11日
清見(きよみ) 2017
北海道中川郡池田町 北海道池田町 十勝ワイン
アルコール分:12.0%/糖度:6.9%(実測)
池田町産の清見で造ったフルボディ寄りミディアムボディ赤ワイン
清見はセイベル13053のクローン選別だとか。北米系の香りはなく、なぜか山葡萄っぽい感じ。
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