国内にあるワイナリーの95%以上は、中小企業者。(中小企業者とは、資本金3億円以下の法人並びに従業員300人以下の法人及び個人をいう。(中小企業基本法第2条第1項第1号))国税庁の平成29年度調査分では、調査に回答した247者のうちの239が、この中小企業者に該当する。
平成30年3月31日現在、調査の対象数が285者。ワインを作っている製造所(ワイナリー)の総数は303。1者で複数の製造所があるということみたい。回答率は86.7%。
ちなみに、日本ワイナリー協会の「日本のワイナリー紹介」の検索登録数は238件。
ワイナリーの数としては、増減あるとして、今のところ、だいたい300くらいって考えておくと良いかしら? ほとんどが中小企業だけれど、反対に大手ってどこかな?とみていくと、統計資料からみて中小企業以外と考えれば、247-239=8が、それにあたるはず。4大ビールメーカーの傘下にある
- シャトーメルシャン(キリン)
- グランポレール(サッポロ)
- サントリーワインインターナショナル(サントリー)
- サントネージュ(アサヒ)
(順不同)
に加えて、
- マンズワイン(キッコーマン)
#日本ワイン#今日のワイン
ワイナリーオリジナル
甲州ドライ 2018
マンズワイン 勝沼ワイナリー限定
アルコール分:12%/糖度:6.3%(実測)
甲州種らしい香りと味の辛口白ワインです。
☆☆☆☆ pic.twitter.com/5FbtBZta8R— もりのパパ (@morinopapa) 2019年6月24日
までは、推測されるのだけれども、あと3社はどこだ?
#日本ワイン#今日のワイン
道民還元プレミアム(赤) 2017
北海道小樽市 北海道ワイン(株)
キャンベルアーリ主体のやや甘口赤ワイン
道民還元ですから北海道内でしか売ってないはずですが、生協にありました。値段はリーズナブル。甘い香りですが甘ったるくなくてなかなかいい。
☆☆☆☆ pic.twitter.com/oZYcR9DmNB— もりのパパ (@morinopapa) 2019年2月1日
は、WEBサイトで会社情報を出して、資本金が上回っているのを確認。残り2社。
ここで、わからなくなってしまいました。
もっとも、この8社の条件は、大企業でワインを製造販売をしてはいるというだけ。この規模になると、専業割合も100%のものはなく、単純にワインの売上高が多いとは言えないのです。(ワイン以外の収益もあるということ)もしかして、大企業だけれど、ワインは目立って作っていないという企業なのかも?
もう一つの指標として、ワイン自体の生産規模で考えると、一番上のカテゴリーが1000㎘以上で、7社。こっちの数字の方が、大規模ワインメーカーといって良さそう。
上記にリストアップした6社も入るのだろうなと思うのですが、もっとも、これは、算出の基準になる資料が今のところ見つかりません。反対に資本金や従業員数が少なくても、たくさんワインを作っている会社もあるだろうしなぁと考えると、まだまだ追跡調査が必要なようです。って、知ってどうなるってものでもなさそうですが。
とはいえ、日本ワインに限って言えば、大手7社のシェアは約34%。ここがビールと大きく違うところです。(ビールの寡占率は4社でシェア99%(市場ベース) って、これ各社のシェアを積算したんだけど、国内全体のシェアだよね?)
ということは、日本ワインは、身の回りで見かける以上にたくさんのワイナリーがあって、知らない、飲んだことのない銘柄のワインがどこかにたくさんあるということなんですよね。