かなり前(2015年ごろ)に作成して、その後もちょい修正はしているけれど、ここ2~3年はいじっていないので、最新情報ではないのだけれど、日本で最近よく見かけるぶどう品種を系統で書いてみた図。生食用もワイン用も入ってます。
すべての道は、マスカット・オブ・アレキサンドリアに通ずって感じ。
ワイン用のブドウについては、これを見ると、とりあえずどこで北米系品種が入ってるのかわかるので、「甘い匂い」の起源がどこなのかは、わかるはず。
普段、お店でよく見かける「巨峰」とか「ピオーネ」とか、最近話題の「シャイン・マスカット」も、マスカット・オブ・アレキサンドリアに通じているみたいね。この図だと、巨峰のラインは直接、マスカット・オブ・アレキサンドリアに繋がってないんだけど、一番上段の、マスカット・ハンブルグは、ブラック・ハンブルグとマスカット・オブ・アレキサンドリアの交配種だから。
ちなみに、シャイン・マスカットは、山梨で最初にみかけて「これ、すごーい、おいしー」と、感激したのだけど、その後、別の場所で食べたら、それほど感激するほどではなかった。もしかして、慣れたのか? それとも、ぶどうは作るところで、味が全然、変わってくるからなのか?
実際、ワインに使うぶどうも、「テロワール」とか言って、作るところで違いがあり、ワインにしても差が出るという。(しらんけど)
品種や作り方だけで、奥深いのに、作るところや作った年でも違うなんて、奥深すぎるよ。
追記:ぶどう品種全体の系図は更新していないのですが、もっと細かく、別のデータベースなどを使って、ぶどうの系図を調べています。
このサイトの系図まとめは、「ぶどうの系図一覧」のページから。結構マニアックなのもありますが、よく見かけるぶどうが、どのぶどうと近い品種なのかなど、わかるものもあります。